2013年4月25日木曜日

【清水和夫メールマガジン】第31号 アーカイブス 2012.3.25

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清水和夫メールマガジン~自動車大航海時代~
2012年3月25日 第31号
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クルマは愉しくなると安全になる

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 年初のメールマガジンで、東京オートサロンにトヨタとスバルが共同で開発した2リッターFRスポーツカーが出展され、クルマ好きばかりか老若男女を問わずに人気を博していると書いたばかりですが、今回は愉しいクルマは安全であるという仮説について書きたいと思います。

 デトロイトショーでもシボレーから86/BRZのようなコンパクトFRスポーツコンセプト、CODE130Rコンセプトクーペが出展されました。若者のクルマ離れはアメリカでも起きているようで、このコンセプトカーはGMによる若者のクルマ離れを防ぐ処方箋だそうです。

「driving is distracting」という言葉がアメリカの自動車安全の関係者の間で囁かれています。日本語に訳すと「運転は気が散る」という意味です。最近のアメリカでは若年層(16~22才)の交通事故が急増しています。その原因は運転に集中できずに、iPhoneなどスマートフォンを片手に運転しているためだそうです。彼らになぜ運転に集中せずに、携帯電話を操作するのか聞いてみると「メールを送りたいのに、運転しなくちゃならないなんて面倒」というあっけにとられる答えが返ってきます。

 しかし、これは笑うことができません。日本でも法律で規制されているとはいえ、携帯電話でメールをしながら、あるいは通話しながら運転しているのは日常的な光景ではないでしょうか。以前、我が家の長男が赤信号で停車したところ、カーナビを見ていて信号に気づかなかったドライバーに追突されたことがありました。息子は父の教え通りに、ブレーキを踏みながら止まっていたので、横断歩道を渡る歩行者を怪我させることはありませんでしたが、愛車は全損となってしまいました。

 追突したドライバーの言い訳によると、信号の直前でカーナビが音声ガイドしたため、つい画面を見てしまったというのが前方不注意の原因だそうです。たしかに運転中に電話をかけると、たとえ法的に認められているハンズフリーのヘッドセットで通話しても、通話中の移動の記憶が無いときがあります。完全に脳が電話に支配され、運転には3割も使われていなかったことにゾッとすることがあります。あるいはカーナビを操作したり、地図を見ている時に思わず車間距離が縮まり、急ブレーキを踏んだ経験は誰もがあるのではないでしょうか。運転に集中できない操作を求めるものが、最近のクルマには多く装備さ
れているからこその現象です。そんな時こそ、スバルのアイサイトのような自動ブレーキが役にたちますが、これとて完璧ではありませんし、機械に頼るクセがつくとかえって危険な運転がはびこるかもしれません。

 ここまでの話の論点はふたつあります。ひとつめの論点は「メールを送りたいのに運転しなくちゃいけない」という「distraction(散漫)」問題です。たとえば、単調な運転はポルシェやフェラーリでも退屈になる時があります。真っ直ぐなフリーウェイを一定速度で走る時は誰でも退屈でしょう。そんなときは運転をコンピューターに任せてもいいのではないでしょうか。すでにグーグルはITを駆使し、自動操縦のプリウスをアメリカで実証実験的に走らせています。最近は軍事技術が民間に転用されるようになり、レーダーやカメラによる前方認識技術と精度が高いGPSを使い、自動操縦でパイロンジムカーナも可能だそうです。クルマの自動化と愉しさは両極にあるのではなく、クルマの重要な機能になりそうな気がします。

 もうひとつは人はクルマの運転よりもスマートフォンで繋がることに安心感や気持ち良さを感じてるのではないかということです。若者のクルマ離れの本当の原因はクルマよりも愉しいスマートフォンなのかもしれません。もしそうであれば、クルマがやるべきことはただ一つです。スマートフォンのスイッチをきりたくなるクルマを開発すればいいのです。ポルシェやフェラーリに乗っているドライバーはスマートフォンよりも愉しいでしょうし、運転を退屈と思わないはずです。そう、本来クルマが持っていた操る愉しさを復活させればいいのです。それがゆくゆく安全運転にもつながるということです。

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【DST#034】キャデラックCTSクーペ vs フォード・マスタングGT(加減速篇) / CADILLAC CTS Coupe / FORD Mustang GT(4分23秒)
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【DST#034】キャデラックCTSクーペ vs フォード・マスタングGT(ハイスピードライディング篇) / CADILLAC CTS Coupe / FORD Mustang GT(3分3秒)
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【DST#034】キャデラックCTSクーペ vs フォード・マスタングGT(ダブルレーンチェンジ篇) / CADILLAC CTS Coupe / FORD Mustang GT(3分53秒)
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【DST#034】キャデラックCTSクーペ vs フォード・マスタングGT(旋回ブレーキ篇) / CADILLAC CTS Coupe / FORD Mustang GT(7分24秒)
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【ENGINE試乗会2012】アルファ・ロメオ・ジュリエッタ・コンペティツィオーネ / ALFA ROMEO Giulietta Competizione (3分23秒)
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【ENGINE試乗会2012】ロータス・エヴォーラIPS / LOTUS Evora IPS (3分23秒)
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【ENGINE試乗会2012】ジープ・グランド・チェロキー / JEEP Grand Cherokee (5分50秒)
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【ENGINE試乗会2012】BMW650iカブリオレ / BMW 650i Cabriolet (4分50秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/03/002754.php

【ENGINE試乗会2012】フォルクスワーゲン・ティグアン・スポーツ&スタイル / VOLKSWAGEN Tiguan Sport & Style (3分45秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/03/002756.php

【ENGINE試乗会2012】アウディA7スポーツバック3.0TFSIクワトロ / AUDI A7 Sportback 3.0 TFSI quattro (7分5秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/03/002762.php

【ENGINE試乗会2012】ロンドンタクシーTX4 2400G / LONDON TAXI TX4 2400G (5分42秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/03/002770.php

【ENGINE試乗会2012】ミニクーパークーペ / MINI Cooper S Coupe (3分11秒)
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【ENGINE試乗会2012】メルセデス・ベンツC250クーペ / MERCEDES-BENZ C250 Coupe (6分11秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/03/002797.php

【ENGINE試乗会2012】アルピナB5 / ALPINA B5 BiTurbo Limousine (6分42秒)
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【ENGINE試乗会2012】フォード エクスプローラー / FORD Explorer(4分23秒)
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【ENGINE試乗会2012】プジョー508SW / PEUGEOT 508SW(5分45秒)
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【ENGINE試乗会2012】フォルクスワーゲン・ゴルフ・カブリオレ / VOLKSWAGEN Golf Cabriolet(4分15秒)
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2013年4月10日水曜日

【清水和夫メールマガジン】第30号 アーカイブス 2012.3.10

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清水和夫メールマガジン~自動車大航海時代~
2012年3月10日 第30号
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震災を振り返り自動車安全を思い出す

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 東日本大震災発生から明日で1年が経ちます。震災で亡くなったり行方不明になられたかたは約2万人を超えると言われています。われわれはとても悲しい災害に遭遇したことをあらためて感じます。しかし、その一方で日本の交通事故の年間死者数は、年々減少しているものの、まだ約5000人弱います(事故後24時間)。さらに事故後48時間では約7000人が交通事故の犠牲となっているのです。負傷者を含めると依然として約90万人の犠牲者がいますが、交通事故は大震災ほど記憶に残りません。

 クルマが普及し始めた1970年頃、年間の死者数は1万6000人超を記録しました。このときに交通事故対策が始まり、エアバッグもシートベルトも普及していないのに10年後の80年頃には死傷者数が半減しました。70年代の奇跡はなぜ起きたのでしょうか。私は単純な話だと考えています。それは国民が交通事故の実体を知り、事故を起こさないように気をつけたからに他なりません。その後、ふたたび事故死者数が増加し、88年に年間の死者数は1万人を数え、ふたたび減少しました。90年代以降の二度目の奇跡はどのような理由でしょうか? 政府と自動車産業が一体となって安全対策を強化し、いまや軽自動車でも小型車と同じ安全装備が備わるようになったからだと考えられます。

 ところが、最近、新しい傾向が生まれつつあります。それは自動車のドライバーあるいは乗員の死者数が減少する一方で、歩行中の死傷者が増加していることです。クルマの乗員は安全になりつつあるのに、歩行者が危険にさらされているのです。今の日本の交通事故は歩行者(自転車も含む)の安全対策がもっとも急務なのです。そこで昨年、大学教授と、自動車メーカーの安全担当者が「交通事故ゼロに向けた予防安全技術の開発普及」を目指す産学連携プロジェクト「FAST(Future Advanced Safety Technology)」を立ち上げました。

 発起人の一人である東京大学の鎌田実教授は、同大学の高齢社会総合研究機構の機構長でもあり、高齢社会の交通事故対策に精力を出しています。もう一人は東京農工大学機械システム工学科教授の永井正夫教授で自動操縦やヒヤリハットの交通リスクが専門です。自動車メーカーはトヨタ、日産、ホンダが中心となって大学と連携し、国土交通省が打ち立てた「10年間に年間死者数1000人減」という大きな目標をサポートすることを発表しました。私もFASTの発足記念シンポジウムにパネラーとして参加しましたが、久しぶりに自動車安全の専門家集団が集まったため、シンポジウムが終わったあとも夜遅く
まで安全対策の議論は白熱してしまいました。

 シンポジウムのパネルでは自動ブレーキとして有名になったスバルの「EYE-Sight(アイサイト)」が話題となりました。現在レガシィユーザーの80%がオプション価格の10万円を払って、「止まるクルマ」をチョイスしているのです。わかりやすいテレビCMや10万円という従来の安全装備よりも低価格な点が普及の決め手となりました。しかし実際の機能はまだ限定的で、別のメーカーのエンジニアはスバルの「EYE-Sight」では不十分だと考える人もいます。しかし、完全なシステムを作っても値段が高くて売れなければ何の意味もありません。まずは普及させ、段階的に機能を高めるというスバルの考えは妥当かもしれません。

 早くから予防安全技術にこだわってきたメルセデス・ベンツも、最近レーダーセーフティパッケージをEクラスに設定しました。すでに欧州では普及していたシステムですが、使用されるミリ波レーダーの周波数に問題があり、日本の総務省の規制にひっかかり利用できませんでした。しかし、規制緩和によってメルセデス・ベンツのシステムが日本でも使用できるようになりました。一方、ボルボは速度を限定していますが、シティ・セイフティの名前でスバルと同じような自動緊急ブレーキを実用化しています。来年にはフォルクスワーゲンのコンパクトカー、up!も30km/h以下で自動的にブレーキがかかるシティエマージェンシィ・ブレーキを低価格で実用化するといっています。世界的にこの予防安全技術は開発が進められています。

 このような技術は都市交通の追突回避や被害低減には効果がありますが、前述の歩行者の安全をどこまで守れるのかが大きな課題といえます。現在日本では前方認識型追従クルーズコントロールや自動ブレーキシステムの普及率は0.1%と悲しい数字です。そのため高価なシステムは「どうせ売れないのだから、とりあえず開発して終わり」という雰囲気が自動車メーカーの開発陣にありました。しかし今後はメーカー間での競争と協調を明確にして、予防安全技術を一台でも多く普及させることが必要なのではないでしょうか? 毎年大災害なみに多くの被害者を生む自動車事故をいかにして減らしていくか、自動車メーカー間で問題意識を共有することが求められています。

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【ENGINE試乗会2012】アバルト500Cエッセエッセ / ABARTH 500C EsseEsse(4分11秒)
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【ENGINE試乗会2012】BMW 116iスポーツ / BMW 116i Sport(4分57秒)
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【ENGINE試乗会2012】ルノー・ウインド / RENAULT Wind (6分8秒)
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【ENGINE試乗会2012】シトロエンDS4スポーツ・シック / CITROEN DS4 Sport Chic (5分4秒)
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【ENGINE試乗会2012】シボレー・ソニックLT / CHEVROLET Sonic LT (4分27秒)
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【ENGINE試乗会2012】ベントレー・コンチネンタルGT / BENTLEY Continental GT (3分38秒)
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【ENGINE試乗会2012】カンパーニャTレックス14-RR / CAMPAGNA T-REX 14-RR (3分38秒)
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【ENGINE試乗会2012】ポルシェ・ケイマンR / PORSCHE Cayman R (4分19秒)
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【ENGINE試乗会2012】レンジローバー・ヴォーグ / RANGEROVER Vogue (4分45秒)
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【ENGINE試乗会2012】メルセデス・ベンツSLK350 / MERCEDES-BENZ SLK350 (5分52秒)
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【ENGINE試乗会2012】ジャガーXFR /JAGUAR XFR (3分13秒)
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【ENGINE試乗会2012】アストン・マーティン・シグネット / ASTON MARTIN Cygnet (6分10秒)
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2013年3月26日火曜日

【清水和夫メールマガジン】第29号 アーカイブス 2012.2.25

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清水和夫メールマガジン~自動車大航海時代~
2012年2月25日 第29号
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速度を守るのは誰か?

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 「日本ではなぜ大型トラックだけが90km/hリミッターが規制されたのか。そして同じ大型でもバスは規制されず、さらに乗用車はなぜ180km/hリミッターなのか。また日本の法定最高速度は100km/hなのだから、そこまでの安全性を確保すれば充分ではないのか」。たまに自動車の初心者から、ギョっとする質問を投げかけられることがあります。自動車専門誌を中心に仕事してきた私は、このような一見クルマを知らない素人の疑問に対して、あまりにも初歩的過ぎて無視してきたかもしれません。

 しかし、改めて考えてみると、このような疑問や矛盾は日本のクルマ社会が抱える本質的な問題であり、自動車を専門とする私達はもっと真剣に考えておくべきであったと考えるようになりました。こうした質問は普通の人の感覚ですが、改めて読み直すと、自動車の専門家でも答えにくい指摘であると気づきます。日本の自動車雑誌の若い読者の中にも、こうした疑問を持っている人が少なくありません。さて、この問題を解く糸口とはなんでしょうか? 結論は「クルマとは何か」について、確認しあう必要があると考えます。

 自動車の速度に関しては、過去にこんなことがありました。まだ、自民党政権の時代に衆議院の後藤田正晴議員が、国土交通省の自動車課に対して、「乗用車の制限速度が100km/hなのに、リミッターが180km/hなのはおかしい」と迫ったことがありました。これにはさすがのお役人も即答できずに、困ってしまったそうです。私の持論は単純で「ルールを守るのは人間であって、決して機械ではない」ということです。

 リミッターで規制するということは、つまり「ドライバーは法律で決められた速度を守る」という、もっとも基本的で重要な安全運転の第一歩を、機械に任せることになってしまうからです。人間と機械の関係を置き換えてしまうと、いずれ大変なことが起きるでしょう。ルールを守るのは誰かともう一度考える必要があるのです。しかも、現実の社会には様々なスピードが存在しますから、最高速度だけをリミッターで規制すると、ドライバーは遵法精神を機械に任せるようになってしまいます。

 むしろ高速道路よりも生活道路のスピード遵法が重要かもしれません。もし、ドライバーに高速道路だけでなく、街中のスピードも守らせたいなら、リミッターなどという原始的な施策ではなく、メルセデス・ベンツが導入しているスピードリミットアシストが有効です。このシステムはクルマのフロントウィンドウに取り付けられたステレオカメラで、道路の速度表示板を読み取り、メーターに表示する単純な仕組みです。うっかりしてスピードを出し過ぎていたことはよくあることですが、そんな人間のミスを防ぎ、何km/hで走るべきなのかというスピード遵法を思い出させる効果があります。実際にヨーロッパで使うと、とくに夜はとても便利ですし、安全運転を喚起させる効果は絶大でした。

 いずれにせよ「クルマとは何か?」について、もう一度しっかりと議論しておかないといけません。幾度となく社会問題となった交通事故対策は、手っ取り早く速度を悪者にしさえすればことがすんできました。クルマが増え、交通事故が増え、大気汚染が問題となり、燃費消費が増し、自動車の負の遺産は経済成長と共に増加しました。

 自動車をたくさん作って売りたいと願う一方で、「速さは諸悪の根源」と決めつけるのはあまりも矛盾しています。ITS先進国の日本では、カーナビを使って制限速度を表示させることは難しくありません。要はそういう発想があるかどうかです。手段は色々と考えられますが、速度を守らないから、リミッターで規制するというのは幼稚な手法です。どうしてもルールを守らせたいなら、喚起、警報、規制と三段階で実施するべきかもしれません。

 健全なモビリティ社会は、どんな国でも誰もが求めて止みません。“自由に、いつでも、どこでも、快適に、安心して、経済的に移動できるモビリティ”は特に日本のような高齢化社会のトップランナーには必要なのです。予測では20年後に75歳以上の後期高齢者が2000万人を超えると言われています。ますます“個人の移動”が重要となることは明白です。都市部の公共交通こそ、就業人数が減少すると破綻する路線もでてくるでしょう。

 日本の未来は、多くの技術革新が実現し、新しい法律や制度のもとで、豊かなモビリティ社会が待っていると思うのは早計です。もし、日本人がそうしたいなら、今はしっかりと「クルマとは何か?」について根源的に考える必要があります。鉄道や航空機、コンピューターのCPUの速度はどんどん高まるのに車の速度に関しては、まるで性悪説のように悪と決めつけてしまうのでしょうか? この誤解を解かなければ、いつまで経っても、日本に真のモータリゼーションは訪れないでしょう。

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【DST#034】キャデラックCTSクーペ vs フォード・マスタングGT(加減速篇) / CADILLAC CTS Coupe / FORD Mustang GT(4分23秒)
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【DST#034】キャデラックCTSクーペ vs フォード・マスタングGT(ダブルレーンチェンジ篇) / CADILLAC CTS Coupe / FORD Mustang GT(3分53秒)
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【DST#034】キャデラックCTSクーペ vs フォード・マスタングGT(旋回ブレーキ篇) / CADILLAC CTS Coupe / FORD Mustang GT(7分24秒)
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Wheel Talk! 第22回ホイールトーク「2012年の自動車業界天気予報」Part.1/7(3分56秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/02/002719.php

Wheel Talk! 第22回ホイールトーク「2012年の自動車業界天気予報」Part.2/7(4分59秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/02/002720.php

Wheel Talk! 第22回ホイールトーク「2012年の自動車業界天気予報」Part.3/7(5分43秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/02/002721.php

Wheel Talk! 第22回ホイールトーク「2012年の自動車業界天気予報」Part.4/7(7分39秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/02/002722.php

Wheel Talk! 第22回ホイールトーク「2012年の自動車業界天気予報」Part.5/7(7分40秒)
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Wheel Talk! 第22回ホイールトーク「2012年の自動車業界天気予報」Part.6/7(7分15秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/02/002736.php

Wheel Talk! 第22回ホイールトーク「2012年の自動車業界天気予報」Part.7/7(7分7秒)
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スバル初のFRスポーツ BRZ試乗記 AT編 / SUBARU BRZ R (5分14秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/02/002744.php

スバル初のFRスポーツ BRZ試乗記 MT編 / SUBARU BRZ R (4分53秒)
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2013年3月11日月曜日

【清水和夫メールマガジン】第28号 アーカイブス 2012.2.10

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2012年2月10日 第28号
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オートサロンでもっとも注目を集めたFR

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 カスタムカーの祭典、東京オートサロンで今年もっとも注目を集めたブースはスバルだったことはいうまでもありません。トヨタと共同で開発した2リッターFRスポーツカー、BRZをベースとしたチューニングカーを一目見ようと来場者が殺到しました。

 スバルのワークスチューナーとも呼べるSTIと、スバルのチューニング歴32年を誇るプローバ。それら二社が作った二台のBRZコンセプトモデルはいずれもレベルの高いものでした。STIが用意したBRZはインプレッサのチューンドモデル、S206と同様にルーフの素材にカーボンを用いるなど素性の良さを活かした軽量モデルです。

 一方のプローバが仕立てたコンセプトカーはブラックシリーズと呼ばれ、センターマフラーや細部まで品質にこだわった知的な悪を演じています。プローバのブラックエディションは、大人が乗れるかっこいいスポーツクーペというコンセプトですが、ショー会場では老いも若きも、さらには女性までそのスタイリングに釘付けとなっていました。写真は自動車専門誌やウェブサイトでご覧になった方もいるでしょうが、プローバのBRZブラックエディションは東京オートサロンのコンセプトカー部門で優秀賞を受賞しました。私もこれならほしいと思わせる一台です。

 トヨタとスバルの協業は初めてのことですが、二社のエンジニアは文化の違う企業の壁を乗り越え、お互いに自分達ではおろせなかった十字架をおろし、見事な共同作業で開発を進めてきたのです。基本的にはトヨタが企画とデザインを担当し、開発と生産はスバルが担当しました。それはポルシェ・カイエンとフォルクスワーゲン・トゥアレグの協業に似ているかもしれません。

 私は昨年からプロトタイプに試乗していますが、今までスバルの自然吸気エンジンは大きな魅力を感じませんでした。しかし、今回はボア86mm、ストローク86mmのショートストロークエンジンを専用に開発し、7500回転までストレスなく吹け上がるすばらしいエンジンが開発されました。ボクサーエンジンと呼ばれる水平対向エンジンは対向するピストンが振動を打ち消し合うので、4気筒エンジンの中ではもっともスムーズに吹け上がるエンジンなのです。さらにボクサーエンジンは低重心が売りなので、前後重量配分だけでなく重心においても460mmという極めて低い数値を実用化しました。

 後輪駆動はドリフトだけが愉しさではないと思います。むしろドリフトは限界走行では避けて通れない現象ですが、それだけがFRのすべてではないのです。プロトタイプのBRZに乗った後で4WDターボのインプレッサに乗ると、ターボが古く感じてしまいます。爽やかに軽やかに走れるFRのスバルなのです。新しいスバルの体験をした以上、今後のWRXはもっと軽やかなハンドリングを実現しないといけないでしょう。

 試乗する前はノンターボのスバルにどのくらいの魅力があるのか不安でしたが、実際は大成功といえるでしょう。新しいエンジンをWRXにも載せたいくらいです。つまり、これからのスバルにとってBRZは走り味のベンチマークとなることが期待されます。ノーマルで充分完成されているのでFT86/BRZに乗ってクルマの愉しさの本質を味わっていただきたい。タイヤはトヨタ・プリウスにも採用されるミシュランを履いていますが、サーキットで走ってもなかなか減りません。これはエコの観点からも美徳と言えるでしょう。

 最後にトヨタとスバルのどちらが買いか?ですが、両車に大きな違いはありません。味の違いとしてスバルのほうが安定性は高いと思いますがこれは好みの問題でしょう。トヨタとスバルがコラボレーションして開発した2リッターFRスポーツのFT86/BRZ自体が大成功することは間違いない!と太鼓判を押します。その理由はいくつかありますが、とにかく走っていて愉しいし、気持ちが良いのです。パワーで押しまくるタイプの直線番長的なハイパフォーマンスカーと違って、清々しく走れると感じました。

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【DST#032】BMW116iスタイル vs フォルクスワーゲン・ゴルフTSIコンフォートライン(加減速篇) / BMW 116i Style vs Volkswagen Golf TSI Comfortline(5分48秒)
http://www.startyourengines.jp/dst/2012/01/dst032bmw116i_vs_tsi_bmw_116i.php

【DST#032】BMW116iスタイル vs フォルクスワーゲン・ゴルフTSIコンフォートライン(ハイスピードライディング篇) / BMW 116i Style vs Volkswagen Golf TSI Comfortline(2分56秒)
http://www.startyourengines.jp/dst/2012/01/dst032bmw116i_vs_tsi_bmw_116i_1.php

【DST#032】BMW116iスタイル vs フォルクスワーゲン・ゴルフTSIコンフォートライン(ハイスピードライディング篇) / BMW 116i Style vs Volkswagen Golf TSI Comfortline(2分56秒)
http://www.startyourengines.jp/dst/2012/01/dst032bmw116i_vs_tsi_bmw_116i_1.php

【DST#032】BMW116iスタイル vs フォルクスワーゲン・ゴルフTSIコンフォートライン(旋回ブレーキ篇) / BMW 116i Style vs Volkswagen Golf TSI Comfortline(5分17秒)
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【DST#033】フィアット500ツインエアー・ラウンジ vs ルノー・トゥインゴ・ゴルディーニRS(加減速篇) / FIAT 500 Twinair Lounge vs RENAULT Twingo Gordini RS(5分20秒)
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【DST#033】フィアット500ツインエアー・ラウンジ vs ルノー・トゥインゴ・ゴルディーニRS(ハイスピードライディング篇) / FIAT 500 Twinair Lounge vs RENAULT Twingo Gordini RS(3分25秒)
http://www.startyourengines.jp/dst/2012/02/dst033500_vs_rs_fiat_500_twina.php

【DST#033】フィアット500ツインエアー・ラウンジ vs ルノー・トゥインゴ・ゴルディーニRS(ダブルレーンチェンジ篇) / FIAT 500 Twinair Lounge vs RENAULT Twingo Gordini RS(5分26秒)
http://www.startyourengines.jp/dst/2012/02/dst033500_vs_rs_fiat_500_twina_1.php

【DST#033】フィアット500ツインエアー・ラウンジ vs ルノー・トゥインゴ・ゴルディーニRS(旋回ブレーキ篇) / FIAT 500 Twinair Lounge vs RENAULT Twingo Gordini RS(5分38秒)
http://www.startyourengines.jp/dst/2012/02/dst033500_vs_rs_fiat_500_twina_2.php

東京オートサロン2012ハイライト / TOKYO AUTO SALON 2012 (4分35秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/01/002717.php

アウディに覇権をもたらすか? / AUDI A6 3.0TFSI quattro(7分55秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/01/002620.php

ノルウェーゼロエミッション社会への挑戦 / Norway ZERO (7分2秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/02/002718.php

Wheel Talk! 第22回ホイールトーク「2012年の自動車業界天気予報」Part.1/7(3分56秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/02/002719.php

Wheel Talk! 第22回ホイールトーク「2012年の自動車業界天気予報」Part.2/7(4分59秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/02/002720.php

Wheel Talk! 第22回ホイールトーク「2012年の自動車業界天気予報」Part.3/7(5分43秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/02/002721.php

Wheel Talk! 第22回ホイールトーク「2012年の自動車業界天気予報」Part.4/7(7分39秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/02/002722.php

新時代にBMWらしいコンパクト / BMW 120i Style (9分37秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/02/002728.php

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2013年2月25日月曜日

【清水和夫メールマガジン】第27号 アーカイブス 2012.1.25

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清水和夫メールマガジン~自動車大航海時代~
2012年1月25日 第27号
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沈黙を破ったアキュラNSX

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 デトロイトモーターショーで伊東孝伸社長みずから次期NSXのデザインコンセプトをプレゼンテーションしました。NSXの名前を使うことで、ホンダは後戻りできない本気の度合いを示したかもしれません。

 伊東社長は四半世紀前、初代NSXのアルミボディの設計者だったので、ことさらNSXには深い思い入れがあります。実はすこし前までホンダはV10スーパーカー(フロントエンジンのSH-AWD)を開発していました。しかし高級スポーツカー市場の変化を敏感に受け止め、伊東社長はV10の開発にストップをかけたのです。その代わりに開発の「GO!」を与えたのが、このミドシップスポーツカーなのです。

 ショーに展示されたコンセプトカーのデザインは、エッジが利いた未来志向のスタイリングで、かなり前衛的なスタイルです。このダイナミックなデザインが与えられたボディは、全長4330mm、全幅1895mm、全高1160mm、ホイールベース2575mmでした。初代NSXが4430、1810、1170、2530mmでしたから、次期型は全長が100mmも短くなったことがわかります。詳細はまだ明らかになっていませんが、ホンダの思惑を想像しながらどんなスポーツカーなのか予測してみたいと思います。

 明らかなのは次期型NSXは本格的なハイブリッドを搭載するということです。次世代直噴V6エンジンをミドに搭載し、7速DCT(デュアルクラッチ)に30kWのモーターを内蔵したギアボックスを使うでしょう。バッテリーはもちろんリチウムですが、容量を大きくしてプラグインとする可能性もあります。

 駆動方式はAWDです。現行レジェンドが使うSH-AWDは湿式多板クラッチを使うため、複雑で重くなりますが、新開発のeSH-AWDは2つの電気モーターで左右輪を駆動するシステムです。非凡なのはフロントアクスルに左右独立した20kW前後のモーターを用いたことで、電気駆動によるAWDとベクタリングを可能としたことです。モーターがインホイールかどうかは未定ですが、たとえばコーナーリングではフロントの内輪を担当するモーターは内輪差により回生エネルギーが発生します。そしてフロントの外輪は内輪で回生した電力で駆動させることが可能なのです。内輪がブレーキ力、外輪が駆動
力、つまりフロントアクスル上で旋回モーメントを作ることが可能なのです。これで操縦性の自由度は飛躍的に向上するでしょう。

 こうした電気モーターによるトルクベクタリング効果は、ポルシェ918スパイダーや、アウディe-Tronスパイダーなど、これからのスーパースポーツカーが注目する先進的な技術です。ポルシェが先かあるいはアウディが先かと思っていた技術競争に、ホンダがNSXで参戦したのです。この技術の戦いは実に興味深いものです。

 ちなみにポルシェ918スパイダーは3.4リッターV8を積み、このエンジンは9200rpmまで回り、最高出力500ps以上と言われています。フロントアクスルの二つの電気モーターを合わせると600psは超えそうです。驚くのはこれほどの高性能を誇りながら、918スパイダーはプラグインハイブリッドなので、電気モーターだけで約25kmも走れることです。次期型NSXにもぜひこれに負けない実力を身につけてほしいと思っています。

 ボディの素材はまだ未定ですが、アルミ、カーボン、樹脂などのコンポジットボディになるかもしれません。少なくともハイブリッドを採用することによる重量増だけはなんとか避けて軽量化したいでしょう。0-100km/hではなんとかサブ4(4秒以下)を実現したいと願うのは元NSXオーナーの気持ちです。

 次期型NSXは3年以内に開発が完了し、市販は2014年頃と発表されました。生産は北米のアキュラの主力工場であるオハイオが担当するようです。日本ではホンダブランドで売られることになりますが、次期型NSXは低迷が続くホンダの起死回生の一手となるのでしょうか。ホンダはあえて「NSX」を名乗ることを決心し、新しい時代を切り拓く覚悟を決めたのですから応援したいところです。初代NSXがそうであったように、ポルシェやフェラーリとは違うスポーツカーを作ってほしいし、きっと作ってくれることでしょう。

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Start Your Enginesからのお年玉プレゼント2012
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【DST#032】BMW116iスタイル vs フォルクスワーゲン・ゴルフTSIコンフォートライン(加減速篇) / BMW 116i Style vs Volkswagen Golf TSI Comfortline(5分48秒)
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【DST#032】BMW116iスタイル vs フォルクスワーゲン・ゴルフTSIコンフォートライン(ハイスピードライディング篇) / BMW 116i Style vs Volkswagen Golf TSI Comfortline(2分56秒)
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三菱i-MiEV北米でデビュー / MITSUBISHI i-MiEV U.S Version(4分40秒)
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三菱i-MiEVロングインタビュー / MITSUBISHI i-MiEV Interview(13分18秒)
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ポルシェ・スポーツ・ドライビング・スクール(パフォーマンス篇1) / PORSCHE Sport Driving School Performance 1(4分18秒)
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ポルシェ・スポーツ・ドライビング・スクール(パフォーマンス篇2) / PORSCHE Sport Driving School Performance 2(4分57秒)
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ポルシェ・スポーツ・ドライビング・スクール(Gフォース篇) / PORSCHE Sport Driving School G-Force(6分12秒)
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2013年2月12日火曜日

【清水和夫メールマガジン】第26号 アーカイブス 2012.1.10

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清水和夫メールマガジン~自動車大航海時代~
2012年1月10日 第26号
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2012年は日本車の当たり年

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 皆さん、明けましておめでとうございます。昨年は日本全体が喪に服した一年でしたが、今年は日本丸の再出発にしたいですね。私たちの父や母が経験したように、今度は私たちが暮らしやすい素敵な日本の社会を作る番です。自動車業界も今年は注目のモデルがたくさんありますので、現時点で私が気になっているモデルをいくつかご紹介します。

 まず気になるのが、まもなく発売されるレクサスGSです。新開発の高剛性ボディとリアが50mmワイドなトレッドのプラットフォームは、スペックを聞いただけで本物の予感がしました。シャシー性能は電子制御されますが、従来のような「ネガティブ隠し」のためのお化粧ではなく、高い基本性能と組み合わせることで、さらに高度で洗練された走りや安全性を実現することができそうです。

 例えば、このクラスではBMWがすでに4WSを実用化していますし、ボディ素材もアルミと鉄のハイブリッド版も常識となりつつありますが、レクサスはボディやサスペンションなどの基本性能を最大限に高めたのです。設計部門と生産部門が一体となって取り組んだCT200hからレクサスが変わり始めたことに気がついていましたが、GSの開発ではさらに開発の先進性が高まっています。

 サスペンションはキャスター角を深めるなど新しく設計され、ダンパーは可変式を採用しています。その上できちんとハイテクも追求しており、LDH(レクサス・ダイナミック・ハンドリング)と呼ばれる4WSが復活し、ハンドリング性能と予防安全技術が飛躍的に進化しました。

 話題のハイブリッドはTHS(トヨタ・ハイブリッド・システム)がV6エンジンに組み合わされ、トルクではV8並みの力強さを発揮します。さらに電子制御ブレーキ(ECB)はプリクラッシュセイフティと連動し、完全に停止できる自動ブレーキが備わります。スバル・レガシィと同じような、ぶつからない技術なのですが、レクサスはステレオカメラとミリ波レーダーで正確に前方の障害物を認識しています。

 さらに最近のトヨタのTVCMでは「Fun to Drive Again」を提唱しています。全社を上げて走る愉しさをPRする姿勢は応援したくなります。今後トヨタが先頭をきって世論に訴えて「運転する楽しさ=FR」となる風潮も予想されます。

 それはトヨタとスバルのコラボで実現した86/BRZプロジェクトにもつながります。このコラボプロジェクトの基本は、トヨタが商品企画とデザインを担当し、スバルが開発生産を担当しています。これはポルシェとフォルクスワーゲンのSUV開発のケースに似ています。

走る楽しさを実現するコラボ

 トヨタはトヨタで、今回のような企画は自社の技術部門には、社内の基準や慣習が邪魔をするため、なかなか通りにくいのです。スバルにとってもトヨタからの開発費を使えるので、今までにないレシピで開発することができたわけです。つまり完全に両社の苦手な領域を埋め、得意な分野を発揮するという最近では珍しい「Win-Win」のコラボで進められたのです。

 前述のように開発はスバルが担当していますが唯一、エンジンに「D4-S」というトヨタの直噴技術を採用しています。これについてもスバルに直噴技術がなかったわけではありません。その証拠に2008年頃から欧州で市販しているボクサー・ディーゼルは100%スバルの独自技術で開発したものですし、さらに言えば、今回の2リッターボクサーエンジンのボアストロークは「86×86mm」で、ボクサーディーゼルと同じなのです。

 しかし、2リッターの自然吸気でパワーを出すには、高回転まで回る必要があります。昨年フォレスターでデビューした新設計の2リッターは燃費志向のロングストロークのため、86/BRZのコンセプトにはあいません。そこで86×86というスクエアなエンジンを開発したのです。

 しかし、ボア間はロングストロークのエンジンと同じなので、生産ラインの対応はしやすいようです。新開発のエンジンは全長がとても短いので、最新のフラット6のクランクの構造に近いものです。インテークマニフォールドでも燃料を噴射させ、空気と燃料を混ぜます。さらに直噴することで充填効率を高めるという二重の噴射方式はトヨタD4-Sの特徴といえます。その結果、低速でも使いやすく、7500rpmくらいまでストレスなく回る素晴らしいエンジンが完成したのです。

世界が驚くディーゼル

 そして最後にもう一台、パワートレーンはハイブリッドだけではないということを証明するマツダCX5にも注目をしています。現代は世界中どの国でもエコ性能が話題となり、「欧州製ディーゼル車対日本製ハイブリッド車」という図式で競争が繰り広げられてきましたがそこに日本製ディーゼルも加わるのです。

 まずはマツダのクリーンディーゼルの技術的なトピックから説明しましょう。ディーゼルは黒い煙と臭い排気ガスが日本人のイメージになってしまいましたが、最近は日本の厳しい排ガス規制を堂々とクリアするクリーンディーゼル車が日本でも市販されるようになりました。それならば、今回発表されたマツダのクリーンディーゼルは一体どこが凄い技術なのでしょうか。

 答えはディーゼルの常識をブレークスルーしたことにあります。その常識とは大きくわけて二つあります。一つめは自己着火するディーゼルの高い圧縮比(通常15~16)をなんと14まで引き下げたことです。圧縮比を下げることで燃焼温度が下がり、ディーゼルの弱点である窒素酸化物の生成を燃焼段階で抑えることができるのです。しかし、ディーゼルはスパークプラグがない自己着火エンジンなので、燃焼温度が下がると着火しないこと(つまり失火)が考えられます。とくに低温始動が心配です。そこがスカイアクティブDの技術の肝となっています。圧縮比が14とディーゼルとして異例に低くても、どんな始動条件でも着火できる技術が隠されているのです。

 二つめは上死点付近で燃焼させていることです。ライバルメーカーのクリーンディーゼルは燃焼温度を下げるため、ピストンが上死点を通り越したタイミングで燃焼するのが普通です。いわゆる遅延燃焼と呼ばれ、燃焼温度が下がるいっぽう、膨張比が小さくなるため効率(燃費)が犠牲になってしまうのです。つまり、窒素酸化物の生成を抑制するために、燃費が犠牲になっていたのです。膨張比とは水力発電になぞらえると、もっとも高い場所から水を落下させたほうが大きな水力が得られ、発電効率が高まりますが、上死点を過ぎてから燃焼する遅延燃焼は、山の中腹から水を落下させるようなもので、水力発電の効率は低くなってしまいます。

 マツダのスカイアクティブDの特徴を一言で表現するならば、「燃費を犠牲にすることなく、窒素酸化物の後処理(尿素や白金触媒)ナシでディーゼルのクリーン化に成功した」ということになります。ディーゼル先進国の欧州メーカーも驚く技術なのです。

 実際にCX5のステアリングを握った感触は、今までのディーゼルとは違い、エンジンが鋭く回る印象を受けました。ディーゼルといえば、静かでトルキーなことが特徴ですが、マツダのスカイアクティブDはスロットルレスポンスがシャープで、レッドゾーンが始まる5300rpmまでストレスなく回ります。私が所有するメルセデス・ベンツのE350ブルーテックは精々4000rpmも回れば充分ですが、マツダはディーゼルとしては高い回転まで使えるので、トルクバンドが広いという印象です。私が試乗したのは、まだ試作車ですからディーゼルの音や振動は完全には消し切れていませんが、新しいトルコンATと組み合わせれば、愉しいドライビングが味わえるでしょう。

 ほかにも、まさに先日デトロイトショーで発表されたNSXコンセプトも気になる一台ですが、これについてはあらためて述べたいと思います。

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【DST#031】ダイハツ・ミラ・イースX vs マツダ・デミオ13スカイアクティブ(加減速篇) / DAIHATSU MiraE:S X vs MAZDA Demio 13-Skyactiv(4分33秒)
http://www.startyourengines.jp/dst/2012/01/dst030cls350_vs_a7_30tfsi_merc_2.php

【DST#031】ダイハツ・ミラ・イースX vs マツダ・デミオ13スカイアクティブ(ハイスピードライディング篇) / DAIHATSU MiraE:S X vs MAZDA Demio 13-Skyactiv(3分52秒)
http://www.startyourengines.jp/dst/2012/01/dst031x_vs_13_daihatsu_miraes.php

【DST#031】ダイハツ・ミラ・イースX vs マツダ・デミオ13スカイアクティブ(ダブルレーンチェンジ篇) / DAIHATSU MiraE:S X vs MAZDA Demio 13-Skyactiv(3分1秒)
http://www.startyourengines.jp/dst/2012/01/dst031x_vs_13_daihatsu_miraes_1.php

【DST#031】ダイハツ・ミラ・イースX vs マツダ・デミオ13スカイアクティブ(旋回ブレーキ篇) / DAIHATSU MiraE:S X vs MAZDA Demio 13-Skyactiv(5分46秒)
http://www.startyourengines.jp/dst/2012/01/dst031x_vs_13_daihatsu_miraes_2.php

CARトップ 筑波サーキットテスト2011冬 / CARTOP Tsukuba Circuit Test 2011 Winter(8分41秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2011/12/002695.php

新型スバル・インプレッサ開発者インタビュー1 / SUBARU Impreza(6分45秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2011/12/002696.php

新型スバル・インプレッサ開発者インタビュー2 / SUBARU Impreza(6分46秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2011/12/002700.php

マセラティ最新モデル国際試乗会 / MASERATI GranTurismo MC Stradale(4分55秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2011/12/002690.php

日産のEVレーシング、リーフ・ニスモRC / NISSAN Leaf Nismo RC(9分11秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2011/12/002697.php

清水和夫の2012年頭所感(DSTのコースから)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/01/002698.php

300SLの系譜に乗って / MERCEDES-BENZ SLS AMG Roadster(4分46秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/01/002693.php

小さな実用車、フォルクスワーゲン アップ国際試乗会 / VOLKSWAGEN up!(7分27秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/01/002694.php

ポルシェ・パナメーラ・ディーゼル国際試乗会 / PORSCHE Panamera Diesel (4分34秒)
http://www.startyourengines.jp/video/2012/01/002691.php

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